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実録「おくりびと」の活動に迫る

・「おくりびと」とは

近年の話題になった映画で「おくりびと」を知っている方も多いだろう。映画を見た方は知っていると思うが、おくりびととは「納棺師」のことである。納棺師とは、その名前のとおりに「納棺をするひと」である。では実際にどんなことをするのであろうか?臨終を迎えた時、まずすることが「死に水を取る」いわゆる「末期の水」を取ることだ。

本来は仏教の儀式であったが、現在ではカトリックと除いて宗教や宗派にかかわらず行われているようだ。ありあわせの茶碗と新しい筆、あるいは割りばしに脱脂綿を取り付けたものを用意し、水を含ませ故人の唇を湿らせる。水を取る順番は本人と血のつながりの濃い肉親から始め、近親者・友人と続いて立ち会った全員で見守る。

次に湯潅といわれる、遺体を清めることをする。ここで送りびとである「納棺師」の仕事になる。たらいに水をいれ、後から湯を足して作る「逆さ水」というぬるま湯で全身を洗い清めるのが古くからの習わしだ。現在ではガーゼや脱脂綿にアルコールを浸して拭くだけで済ませることもある。これらのことは病院で亡くなったのであれば看護士さんがしてくれる所もあるようだ。

その後「死化粧」を施し「死装束」をつける。その後納棺師によって納棺されるのだが、基本的には葬儀業者の人が行うことがほとんどで、独立した「納棺師」にお願いをすることは実際には稀である。しかし、故人を送るというその仕事に対する精神にはなんら変わりはないであろう。

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